理事紹介~あいさつにかえて~(秋山理事)
はじめまして、NPO法人ヘルベテの理事を務めている秋山です。東京でIT/ゲーム関係の仕事をする傍ら、ヘルベテで経営面やIT関連のツール導入/運用などに携わっています。
あいさつがてら、「高校生へ伝えたいこと、をテーマに一筆したためてくれ」というテーマで執筆するためにパソコンの前に座っているのですが、ほとほと困り果ててしまいました。なにせ僕は高校生のみなさんが日々どのように生きているのかをまるで知らないのです。
僕が高校生の頃は既に携帯電話こそ普及してましたが、まだスマートフォンはありませんでしたし、流行り廃りを含めて情報のスピードも今ほど早くありませんでした。そのため今の時代に10代を過ごす方々とは状況がいろいろ変わってるのではないかと思います。
例えば、僕が幼い頃は友人と休日に遊びに行く場合には事前に「待ち合わせ場所と時間」を決めておき、当日は相手が来るまでやきもきしたものです。その後、携帯電話が普及し、待ち合わせ場所や到着時間はすぐに連絡できるようになりました(これは僕も経験しています)。今となっては待ち合わせに間に合う間に合わないに問わず、到着確認のLINEがなかなか既読にならないことを憂うような文化圏もあるようです。便利なことはものすごく増えたでしょうが、それに伴って苦労することも同じくらい増えているのではないでしょうか。
といっても、僕がみなさんの生活を知らないのと同じように、みなさんも十数年前に10代を過ごしたことがないでしょうから、過去と相対的にどういう楽しさや苦労があるかを挙げるのは難しいですよね。なので高校生のみなさん、機会があればいつか、あなた達が今をどう生きているのか僕に教えてください。知らないから、知りたいのです。どんな便利なことを享受していて、どんな苦労があるのか。どんなことに喜んで、どんなことに憤ったのか。そんな話を僕に教えてください。そうして僕に学びを与えてもらえると嬉しいなと思います。
改めてこの乱雑な文章を読み返すと僕が高校生のみなさんに伝えたかったことは、「高校生から見た大人にも知らないことはたくさんあって、そして知りたい(学びたい)と考えている」ということだったのかもしれませんね。
学びに終わりはありません。僕たちヘルベテもインターネットという現代の情報通信技術を通じて学習のサポートをしていますが、その本質は「物理的な距離を超えて人と人が交流し、相互に学びを得るために活動している」ということなのかなと考えています。もしこれを読んでくださったみなさんがヘルベテに興味を持ってくださったら、その時は一緒に学びましょう。僕たちの知っていることをお教えするので、あなたたちの知っていることを僕たちにも教えてもらえたら、きっとお互いに素敵な学びが生まれると信じています。
最初から堅苦しい投稿になってしまいました。今度は僕の大好きなドラえもんの話でもしようと思います。ではまたお会いする日まで。
遊びをせんとや生まれけむ(2)大阪港~上海
出発日の7月20日、大阪港フェリーターミナルについたのは午前9時ごろでした。
最初の目的地を上海と決めたのは、別に上海に何か特別な思い入れや興味があるからというわけではありませんでした。私は飛行機をなるべく使いたくなかったため、大阪発〜上海行のフェリーに決めたのでした。空を飛ぶのが怖いということも多少はあったかもしれませんが、それよりも私の心を占めていたのは、距離を五感で感じてみたい、という思いがありました。自分が住んでいる場所から、外国まで、どのくらいの遠さがその間に横たわっているのかを、自身の感覚で理解したかったのです。
新しく見えるのに、どこか薄暗くがらんとした待合室の大きな窓からは、これから乗ろうとしている船の横腹がすぐ近くに見えました。青いタラップに、「蘇州號歡迎您」(蘇州号はあなたを歓迎します)と大きく書かれているのを確かめて、これが自分の乗る船だと思うと、安心するのと同時に、心細いような、憂鬱なような気分になりました。大小二つのバックパックを床におろし、クッションにところどころ穴の空いたベンチに腰掛け、財布、腰巻ベルトを確かめ、パスポートとチケットを確かめても、その気分は過ぎ去りません。いまならまだ引き返せる、どうやってここから逃げ出そうか、とさえ考え出す始末です。まっさらなパスポートをページをめくりながら、「本当にこのまま現実から逃げ出すような旅行に出てしまっていいのだろうか…しかし逃げ出すための旅行から逃げ出した先はどこにたどり着くのだろうか…」などと、行き場のない考えが頭で繰り返されていました。
そのとき、不意に声をかけられました。「あなたも、のる?」柔らかな女性の声でした。振り向くと、濃いサングラスをかけ、長い黒髪を後ろに流した50代くらいに見える女性がいました。口元の微笑みが、美しい皺を描いています。とっさに声が出ず、二、三秒ののちに、
「は、はい」とだけ答えると、
「そう、がんばる、のよ」
そう言ってベンチから立つと、その女性は少し離れたところに立っていた短髪でガッチリと体躯の男性のところへ歩いて行きました。あっけにとられて二人の方を見ていると、やがて流暢な中国語の会話が聞こえてきました。二人は夫婦のようでした。
ふと顔を上げてあたりを見回すと、いつの間にか待合室は随分混み合ってきていて、辺りにはさざめきのような、自分の耳にはわからない異国語に満ちていました。船に乗る前から、ここはもう中国だったのでした。
出国審査の列に並び、タラップを昇ってフェリーに乗り込むまではあっという間でした。私のチケットは一番安い雑魚寝部屋のもので、部屋には灰色のカーペットが敷かれている他は、隅に布団や枕や毛布が積んであるだけです。左の壁には丸い窓がはめ込んであって、港の向こう岸に立ち並ぶたくさんのクレーンが見えました。その景色が、かすかに、ゆっくりと上下して見えます。船が波に揺られているのです。
ふと周りを見ると、同室の人々もまた、窓から外をのぞいています。出航を前にして、誰もが少なからずわくわくしているようでした。振り返ると、5歳くらいの男の子が、胸の前に小さなリュックを抱えて立っています。彼も外の景色を見たいのでしょう。場所を譲ると、嬉しそうに駆け寄ってきて、私や他の乗客と同じように一生懸命に外を眺め始めました。
「何が見える?」と私は聞いてみました。
窓から目を離して、男の子は不思議そうな目でこちらを一瞬見つめました。そして、パッと駆け出したかと思うと、通路側の床に早くも布団を敷いて寝ていたお父さんらしき人に飛びつきました。二人の中国語の会話が聞こえてきます。お父さんの大きな体に隠れて、彼がこっそり私の方を伺っているのがわかりました。目があって笑いかけると、またさっと隠れてしまいます。
船が動き出した後、甲板に上がってそこからの景色を見ながら、井上武士の「海」という歌を思い出していました。
うみにおふねを うかばせて
いってみたいな よそのくに
船は徐々に速度を上げ、大阪港はみるみるうちに小さくなって行きます。いままさに自分は「よそのくに」へ行こうとしている、もはや引き返せない。逃げ道をいくら考えても無駄なことだ。そう思うと、奇妙なことに、かえってさっきまでの不安が和らいでいくのを感じました。そして、かわりにかすかに愉快な、笑いたくなるような感じがやってきました。私は調子っ外れな「海」を口ずさみながら、真夏の強い日差しと吹き付ける潮風の中、港のあった風景がどんどん小さくなってゆくのをしばらくの間見つめていました。
麦わらの帽子の君が の「の」。
昨年の大みそかのこと。紅白歌合戦をボケーっと見ていると、「あいみょん」という女性シンガーソングライターが出場していた。ここ数年はあまりドラマなどを見ていないので正直、どんな方か存じ上げていなかったが、名前からの響きからして、
- 地下アイドル?
- 頭が緩そうなギャル系の女性?
- ネット動画発の歌い手?
だろうと予測し、特に興味を抱いていなかったが、順番になると良くも悪くもその辺にいそうな若い女性がテレビに映る。演奏前のトーク情報によると、広瀬すず、白石麻衣(乃木坂46)らも彼女のファンであるという。どうやら若い女性に人気らしい。
麦わらの帽子の君が
揺れたマリーゴールドに似てる
の部分は強烈に頭に残った。歌詞を注視すると「麦わら帽子の君」ではなく「麦わらの帽子の君」と歌っている。この方、天才的だなと思わずうなってしまった。麦わら帽子と麦わらの帽子、この違いはいったい…という違和感を感じる人もやはりいた。
「麦わらの帽子の君が 揺れたマリーゴールドに似てる」
— PokeMarupun@新宿セントラルパーク (@PokeGoMaru1) 2018年12月31日
昨夜の紅白でも歌われた大好きなあいみょんの歌詞なんだけど、この「麦わらの帽子の」ってところが何度聴いても引っかかる。「の」が続くのが気になるし、「麦わら帽子」は一つの単語だろうって思ってしまう。みんな平気なのかな。#あいみょん
おそらく楽曲を作る際、メロ先で作られるだろうから、歌詞の音数を合わせるために麦わら「の」帽子 という意味の上で揺れがでない助詞を挿入したということなのだろう。ただ、そう考えると別に「あ~麦わら帽子の君が揺れたマリーゴールドに似てる」でも、大差ないように感じる。大サビ部分は
ああ アイラブユーの言葉じゃ
足りないからとキスして
となっている。この違いって何なの?って考えてみる。「麦わらの帽子の」の部分の歌詞は歌中で映像的な箇所である。そうすると、麦わら帽子と1単語、1文節にするよりも、麦わらの帽子と2文節にすることで、(麦わらという)素材→(帽子の)形と聴き手側への情報伝達がゆっくりと進み、「麦わらの帽子の君」が鮮明に頭の中で立ち上がる。そのことで、「揺れたマリーゴールドに似てる」という次に来る歌詞も印象的に残る、といった流れになっているのではないか。歌詞の映像としての立ち上がりが見事すぎる。逆に「アイラブユー」は、感情に属する言葉なのでそれを強調するためのオノマトペ「ああ」で構わない。
・・・みたいなことを、元旦の一日かけて考えていた。自分の中で答えが出てスッキリ。
その後、松の内中はあいみょんの楽曲をヘビーローテーションし、インターネットでの情報収集に勤しんだ。
各方面で「女子学生の共感で人気になっている」という論調で紹介されているが、おそらく、このあいみょんの楽曲にはそれにとどまらず、世代を越えて伝わるパワーがあると思う。
女子学生の共感を持つであろう、彼女自身の本音っぽい歌詞の曲はいくつかある「どうせ死ぬなら」、「貴方解剖純恋歌~死ね~」などだ。これらの楽曲を聴くとその層から真っ先に人気が出たことが頷ける。「死ね、私を好きじゃないのならば」、「どこ見てんの、胸の谷間なら私にもあるし」…あまりにも赤裸々な心情描写が「西野カナ」とかになんとなくのれない女子の心に突き刺さるのだろう。ただ、この作詞の方向性はどこかで、届く限界を迎える。
アラサー男子の私には、正直「女子中高大生の自意識語り」は、それほどまでに刺さらず、過去に聴いた大森靖子や倉橋ヨエコと同系統の印象しか残らなかったはずだ。女子中高大生の自意識を代弁するアーティストは各時代時代にいたはずだ。
しかし、あいみょん がこれらのアーティストと一線を画すのは、歌詞のアプローチの広さである。自分を赤裸々に描くアーティストは常に等身大の自分が限界になる。20代になるにつれ、思春期的な歌詞には無理が出てくるだろうし、メジャーデビューに際して、より大衆的なヒットを狙えば、「あなたに会いたい」、「失恋して悲しい」としか実質的に言っていない薄い歌詞になり尖りがなくなる。
だが、あいみょんにはそういった行き詰まりを乗り越えていると思う。それは何か。「他者目線に立つことの圧倒的なうまさ」である。彼女はもともと他人(他者性)を描く引き出しが初期から多い。特に楽曲の一人称を変えることで、等身大の自分とは全く違う世界観を持つことに成功している。赤裸々さでなくフィクションを描くことによって自分を乗り越えた自由な作風を可能にしている。 男女の双方の視点が交互に歌われる「分かってくれよ」や大人の男性の心情を描いた「ほろ酔い」などの佳作が多くある。
あいみょん - ほろ酔い [slight intoxication]
そして、メジャーデビュー曲にして自殺した少女を歌った衝撃作「生きていたんだよな」は、少女の思いを推測しながら、湧き上がる自身の感情が見事に表現されており、彼女の他者への想像力の高さを感じさせ大傑作だ。
話を「マリーゴールド」に戻す。「麦わらの帽子の君」。いまどき青年誌のグラビアでしかないような空想上の美少女的アイコンが出てくる世界観である。赤裸々な曲ばかり歌っている彼女であったならばこの、ロマンティシズムとノスタルジック全開の路線に、違和感を感じる人もいたかもしれない。しかし、等身大の自分からさえも自由になっている彼女であるからこそ、このような普遍的なロマンチックを探究した描写が可能になるのだろう。
J-popの最大公約数的な「みんなこんな風なのが好きなんでしょ」ではなく「私はこれが美しいと思うの」その表現を突きつけられていたと感じたとき、私の心はそれに同意したのか、ふと泣きそうになっていた。
ちなみにマリーゴールドの花言葉が「絶望」であることを留意して聴くか聴かないかで、悲しい歌にもなり、希望の歌にもなる。あいみょん自体は花言葉の件は完成後に知ったらしいが、聴き手に解釈が程よく委ねられ、懐の深い名曲だなと感じる。
小澤直樹
ちなみにこのブログは家庭教師集団ヘルベテのブログです。お気軽に勉強の悩みなどご相談ください。
遊びをせんとや生まれけむ(1)
ヘルベテ関係者のみなさん、お久しぶりです、またははじめまして。ヘルベテで英語を担当している高橋稜典(たかはしりょうすけ)と申します。この度、私自身のアジア旅行記を、こちらに連載することになりました。
旅立ったのは2018年7月、まず上海へ向かい、その後香港、再び中国、台湾、ベトナム、カンボジア、タイ、インドを巡り、12月の終わりに帰国しました。
このブログ連載では、自身の旅の記録を綴っていこうと思います。タイトルは「遊びをせんとや生まれけむ」。
第1回
私は平成30年4月に群馬大学を卒業しました。その後アルバイトを
3ヶ月して旅費を貯め、この旅行に出かけたのでした。
就職もせず、進学もせず、どうするつもりなのか、と人に尋ねられるたび、私は決まって「しばらく旅行に行って、遊んでくる」と答えていました。たいてい相手は怪訝そうな顔をして、それでもそれ以上深く聞いて来ようとはしませんでした。「遊んでくる」という言い方は、不都合な質問に対して相手を煙に巻く便利な言い方でした。
この「遊んでくる」という言葉は、私のものではなくいわば借り物でした。卒業前の大学4年時、全く気乗りしない就職活動の最中、とある面接官から言われたのです。「あなた目が死んでるのよ」だから、「君はもっと遊んで楽しいものを見つけた方がいい」。
職を求めて行った先で、遊んでこいと言われる。奇妙な気分でしたが、いやに納得させられたたことを覚えています。別の面接で、「最近楽しかった出来事はなんですか?」と問われ、答えに窮してしまったこともありました。その頃、確かにひどく悩んでもいたのです。就活もしたくなかった。さりとて、ほかに何もしたくなかった。それでも、何もしないでいるのは耐えられないような気がしていた。そんな背を焼くような焦りの中で、「遊ぶ」ということは自分の盲点を突かれたように思いました。
楽しいことをして、遊んで来よう。しかし、何をしたら良いのか。どうせ働く当てもないから、時間も長いこと得られる。そこで思いついたのが、旅に出ることだったのです。一人で外国を好きなように見て回る、それは確かに「遊び」と呼ぶにふさわしいもののように私には思われました。なにより、諸外国を回って見聞を広めるという体で行けば、家族や周りの人々に対して、就職をしないことや、この先の見通しのないことの言い訳も立ち、自身のつまらないプライドも保たれるように思われたのです。
それゆえ、この「遊び」は、このようなわけで始まったのでした。
次回に続く…
ナオキのキモチ
新年のあいさつとラジオの思い出とか
あけましておめでとうございます。2019年になり、ヘルベテでブログの連載を始めようということになり、僕も理事長としてこの場でいろいろと発信して行けたらなと思います。ところで何を語ろうか?と考えた時、理事長として意識高く「教育のありかただとか、ヘルベテの理念方針だとかを偉そうに書くのも一案ではあるのですが、それはホームページにも書いてあることですし、このブログでは徒然なるままに自分の思ったことや思い出したことを綴っていこうとおもいます。
タイトルは高校の時のあだ名が「ナオキのキモチ」だったのでそれで行こうかなと…
昨年10月に体を悪くして入院した際、身体測定を受けたのですが、身長が自分の自覚している数値より3㎝ほど伸びてました。この歳になって身体が上に成長していたことにびっくりです。「第3次成長期」が始まるのでしょうか。なら、この第3次成長期に僕は何をすればいいのでしょう。
第2次成長期の時を振り返ると、中学校時代前半、僕が熱中したのは「ラジオのエアチェック」でした。中学に入るか入らないかの時です、物置から叔父のものと思われる1980年代製の結構高価そうなカセットコンポが発見されました。当時はj-popもまだ元気で。ヒットチャート上の音楽を知っている、聴いていることがクラスの中でステータスになるような雰囲気さえあったように思われます。youtubeもiTunesもない時代ですから、音楽を手に入れて聴く方法はCDが一般的でした。今でもそうですがCDはシングル1枚1000円、アルバム3000円と中学生の僕の小遣いではなかなか買えるものではありませんでした。
`
そんな状況で手に入れたカセットデッキは僕にとって魔法の機械でした。ラジオから流れてくる音源を録音すれば、最新のj-POPが手に入るのです。AMよりFMの方がステレオ放送で音質がいいこと、某公共放送の番組なら基本的に音源をフルで流してくれることなどを知っていきました。当時、夜9時から10時半まで放送されていた「ミュージックスクェア」に耳を澄ませることが、日課になっていました。親には勉強するという体で自室にこもりパーソナリティーの曲紹介に耳を傾ける。好きなアーティストの新曲、名曲が紹介された途端、間髪入れずに「rec」ボタンをプッシュする。そして曲が終りパーソナリティがしゃべり始める前の一瞬で録音を止める、この作業に一日の前集中力を捧げるような生活が1年半に渡り続きました。クラスの中で僕だけが発売前のミスチルの新曲を聴いている、バンプオブチキンっていうまだ、インディーズのバンドだけどとってもかっこいい音楽を知っている。勉強も運動もそこそこだった僕にとって唯一、優越感に浸れるような趣味だったと思います。それが、高校時代に音楽に熱中することにつながっていきました。
そして、10時半に番組が終わると、布団にくるまりながらAMに切り替えます。ニッポン放送のオールナイトニッポン、もしくは固めな話題を聴きたいときはTBSラジオのアクセスを聴きながら眠りについていました。両方とも知識や興味関心を広げてくれる番組でした。当時、学年1位の成績を誇り国立の高校に進学したAくんも、アクセスを聴いていて、あーだこうだ難しいとおもわれる話題を薄っぺらいく語っていたなんてことを思い出しています。
ラジオは僕にとって、思い切り背伸びさせてくれるものでした。僕はこの東京の田舎町で知る新しい刺激や秘密の風景を毎晩のように探し求めて、コンテンツの最適化を図り、インプットを得ていたと思います。
さて、第3次成長期の息吹を感じたところで、2019年はもう一度、背伸びする年にしたいなと思います。ここ2年ぐらいは自分のやれることをとにかくアウトプットすることに終れていたのですが、より質の高いアウトプットを実現するためにも、そろそろもう一度、成長期のような質量ともに高いインプットが必要なのかなと感じました。刺激が欲しいなと感じている今日この頃です。そして、少なからず自分、そしてヘルベテという組織が生徒にとって背伸びを促すことができればと目論んでいます。たぶん、このブログの使命はその点に尽きるのではないでしょうか。
具体的にいろいろとやりたいことはあるのですが、先日、知人から「小澤さんブログ書いてみなよ」との声を頂きました。恥ずべき不勉強を晒しながらも、手始めにSNSやブログなどで考えたこと、思ったことを書く時間をつくって発信し続けてみようと思っています。
皆さま今年もよろしくお願いいたします。
https://www.helvete-tutor.org/
https://www.helvete-tutor.org/
【お知らせ】毎月ブロマガを配信します。
新年あけましておめでとうございます。日頃、インターネット家庭教師集団ヘルベテに関わってくださりありがとうございます。
NPO法人化して半年、やっと活動方針などが定まってきた次第です。2018年12月の理事会(小澤、茂木、秋山)で話し合いを行った結果、会員、生徒向けにブログマガジン(以下ブロマガ)を発行することを決定いたしました。
ヘルベテではインターネットと店舗の空いた時間を利用して、学習支援活動に尽力してきました。その際、私たちが大事にしてきたことがあります。それは「高校生がさまざまな大人と触れ合う中で、成長していくこと」でした。
その試みはある程度の成功をおさめたと思います。ただ、インターネット家庭教師、学習支援という事業の性質上どうしても生徒にとって関わる大人が、日頃担当している大人に固定されてしまうという問題に直面しました。また、会員同士の交流もさらに活発にしたいと理事一同考えていました。
そこで、大人が普段考えていること、高校生に伝えたいことなどを、ブロマガの形をとってひとまず月1回を目標にして配信しようと思います。ヘルベテには多種多様な大人が関わっています。会員の方の紡いだ言葉に、生徒の皆さんの刺激にほんの少しでもなってくれることを願っています。
また、ブロマガとともに会員、生徒さんには当法人の活動報告や連絡事項もお知らせし、学級通信の役割を担えるようにしたいと考えております。
何卒よろしくお願いいたします。
NPO法人インターネット家庭教師集団ヘルベテ理事長
小澤 直樹
https://www.helvete-tutor.org/ ホームページはコチラから
※ブロマガは月に一度 第2週の月曜日 ヘルベテ内連絡アプリ「チャットワーク」内の生徒チャンネル、会員チャンネルで配信されます。賛助会員の皆様にはメールにてお届けいたします。また、記事ははてなブログの「ヘルベテ公式ブログ」でも読むことができます。
大学受験【化学】勉強の仕方&おすすめ参考書
大学受験【化学】勉強の仕方&おすすめ参考書
執筆者:児玉
ここでは、大学受験に向けたの化学の勉強の仕方とおすすめ参考書を一から書きたいと思います。
いろいろな段階の方がいると思いますが、行き詰まったらぜひとも、私たち「インターネット家庭教師集団ヘルベテ」(skypehelvete@gmail.com 050-3479-6642)までお問い合わせください。ご相談に乗れると思います。
化学
○入門~二次試験対策(標準)
↓
「福間の無機化学」&「鎌田の有機化学」(この二つはどちらを先にやってもよい)
このシリーズは初学者にもわかりやすい説明がかいてあり、なおかつ到達点が高いという非常に優れた参考書です。
説明を読み、問題を解くというのを何度も繰り返しましょう。この3冊だけで、大抵の入試問題に立ち向かえるようになります。
○センター~二次試験対策(難関)
化学の重要問題集
この問題集には、実際の入試問題でよく出題される典型的で重要な問題が多く載っています。
Doシリーズをやった後なら比較的すぐ終わらせられるでしょう。
○化学で高得点を狙う
多くの人が、理科の試験時間が足りないと感じるはずです。そんな中でも高得点を取るには、なるべく多くの問題を解くために、問題に対する処理速度を高めるしかありません。そのための方法を紹介します。
・計算系問題の強化
計算系の問題はある程度パターンが決まっています。そのパターンを暗記し、反射的に解くことができるようになれば処理速度は上がります。
そこでとっておきの問題集が、
化学の計算
です。
この問題集には、計算系問題のパターンがかなり網羅されています。
さらに問題文が非常に短いため、繰り返し解きやすくパターン暗記に向いています。
また、問題だけでなく理論化学(一部有機化学)の内容について詳しく解説されているので、理論化学をより深く理解できると思います。
・有機化学の強化
有機化学のメイン問題は構造決定です。
問題文には物質に様々な操作が加えられますが、「その操作によって何が起こるのか」が反射的にわかると速く解けるようになります。
これは、「鎌田の有機化学」付属の別冊にたいへんよくまとまっています。意識して覚えてみてください。
また、この別冊には頻出な分子式ごとの異性体が書かれています。異性体を考えるのは時間がかかるので、覚えておくと時間短縮に繋がります。
処理速度を高める基礎ができたら、あとはひたすら色々な問題を解きましょう。
その際、重要問題集を解き直すのもオススメです。
また、時間のある場合は
をやってみましょう。
この問題集は、重要問題集の網羅度を更に上げたようなものです。非常に量が多く、中には難問も含まれています。この問題集をこなせると、もう化学は怖くなくなります。