年末のご挨拶、そして来年に向けて(茂木草介)
ご無沙汰しております。茂木です。
早いもので2020年が終わろうとしています。
今年は新型コロナウイルス感染症の流行など激動の1年だったと思います。
個人的にはてんやわんやしてたらもう年末?という感じすらあります。
皆様それぞれの混乱と変化があったのかなと思います。
危機的状況の中で、「社会の限界」が露呈していますね、隠すつもりもないぐらいに……。こういう時代だからこそ、教育の活動をいっそう頑張らなくちゃと思います。教育は、限界を迎えている社会が生まれ変わるための数少ない可能性と思うからです。
ヘルベテが約6年前にできてから、皆様の力を寄せていただき、細々ながら「新しい学び」をやって来られたと思っています。けれども社会が激変している今、ヘルベテは教育団体として何をすべきなのか?あらためて問う時がきていると思っています。もはやルーティンでは対応できない時代が始まってると思います。
とはいえ、恥ずかしながら具体的なビジョンはまだありません……何をどうすればいいのか暗中模索ですが、座して待つのだけはいけないと思っています。
間違いないのは、昨今の教育改革で子たちの「学び」は変わるどころか、なぜか従来の構造が強化された情勢です。今の教育システムで勝ちあがるには、勉強だけでなく価値観とか生活習慣まで模範解答を内面化しないといけない感じで、そうやって育った人が社会の保守を強めていきそうな印象です。質的変化が必要だと思うのですが、公教育の側からは難しいのかもしれません。
公教育とは別の次元からアプローチできないか。
ヘルベテのもともとのスローガンは、「いったいなんなんだ!」でした。未知の人との出会いで生じる驚きや「わからない」が学びを加速させるというニュアンスです。
たとえば、のび太くんのところに未来からドラえもんがやって来たとき。
のび太くんにとってその出会いは「いったいなんなんだ!」だったのではないかと思います。この世には未知と、不思議がある。それを知るだけでも、前向きになれたり、創造力が湧いてきたりするんじゃないかと思います。
今、現実的に、ヘルベテにできることは何か?
新しい「いったいなんなんだ!」を起こせないか。
考えていきますし、何かご意見等ありましたらお寄せいただけると幸いです。
(これといって意見がなくても、ぜひお喋りさせてください)
来年は行動しなくてはいけないと思っています。
来年も何卒、宜しくお願い致します。