インターネット家庭教師集団ヘルベテのブログ

無料通話アプリで受験生の勉強を支援するNPO法人「インターネット家庭教師集団ヘルベテ」のブログです。

教師紹介⑤阿部友樹

 2015年度、早稲田大学教育学部に進学が決まった阿部友樹さん(群馬県出身)。現在、ヘルベテの代表、副代表に次ぐポスト「運営委員長」として、重役を担っています。21歳での大学進学となりました。

 

主な喜捨→炊飯器&米、IHクッキングヒーター、水木しげるの本、ロックバンドのインディーズCD(輸入盤)

 

 

ー大学に入るまでの経緯は?

 小学校6年の時から不登校気味になり、中学に進学するも最初の一カ月で不登校になりました。高校は通信制高校に通うも、なかなか続けられず中退しました。学校に行かないと決めてから、家でギターを弾いたり、本を読んだりしながら過ごす日々が続いていました。

 そんな中、「どうやって中卒で生きていこうか」と考え続けていました。「言葉を知らなくては意味がないと考えて本を読みました。フィクションの物語に対して現実をとらえられる部分はないかと意識を持って読んでいた気がします。現実を多角的にとらえられたくて。

―大学受験を決めたのは?

 18歳の時、高卒認定試験の試験を受けることに決めました。1年で受かりましたが大学に行くつもりは特にありませんでした。

 不登校だったことはやはり自身の人生にとって大きかった。19の時、自分は何をしようと思い、自分の視点から「教育を学んでみたい」と思いました。それから東京で自立し、予備校に通い始めました。

―勉強はどうでしたか?

 やはり集中力を続けるのが難しいことでした。やってみると時間をかければ早稲田も可能だと感じるようになりました。勉強を続けてこの春大学に進学できました。早稲田以外(立教、青山学院、学習院)が不合格だったのですが、最後まで信じました。

ーヘルベテとの出会いは

 団体が提供するフリースペースで、受験勉強に勤しんでいたお兄さんが当時の茂木さんでした。縁あって「ヘルベテという団体を立ち上げたんだ」と声をかけられ、ヘルベテの特別講座「aiko座談会」に参加したのがきっかけです。そこで他のヘルベテ関係者と出会うことができました。よくヘルベテを通して茂木さんから勉強のアドバイスをもらっていました。

 

―ヘルベテについて

 話しを聞いた当時、「学校を通さない教育」について考えていた時期でした。身近にまさに自分と同じことを考えている人がいてすごくびっくりしました。単純にそういう人がいてくれたことがうれしかったです。

 

ーヘルベテに関わる理由は

 自分がもし、予備校に通わないでいたら、ヘルベテにもっとお世話になっていたと思う。勉強したい人の救いになる団体だと感じました。また、自分の中で大学進学を考えた時、本当に学校や予備校・塾に行かなければならないのかと考えたら、必ずしもそうとは言い切れないなと受験生生活をして感じました。ヘルベテみたいな教育がもっと広がってもいいと思い、自分もかかわりたいと思いました。

 

ーヘルベテみたいな教育とは?

 現在は学校しか社会的な教育機関がない。もし学校に合わなかったときに勉強できる機関があまりない。フリースクールなどがありますが、勉強を教えるとはまた違う方向性で運営していると感じる。塾も学校区ごとにあることが多いため、学校にいけない人が通うには厳しいかもしれない。ヘルベテのような学校とは全く別の場所で教育できる機関があっても良いのではと思う。中卒者や高校中退者が学校に行かなくなったから終わるではなく、別の制度を使って大学受験ができたらいい。ヘルベテはそういう意味で、場を提供していると思う。社会人が中心になることで勉強だけにとどまらない話が聞けて、生徒にとって有意義な団体だと思う。

 

―好きな音楽は

 the band apart、XTC、ピクシーズ、death cab for cutie、syrup16g、あとスピッツ

 

―後輩に一言

 面白いのでぜひ特別講座に参加を!お待ちしております。

 

―これからヘルベテメンバー・運営委員長として

 人に教えられるか不安もあるが、まずはやれることを増やし、貢献していきたいです。

 

公式サイトはこちら

skypehelvete.jimdo.com